
この子に言葉はありません。
今回の展示では
なぜかこの子に心惹かれる
という方が
たくさんいらっしゃいました。
いつもはこの色は選ばないのに、
なぜかすごく気になると。
そう言ってくださる皆さん
全員に共通していたことは
新しい場所にいくために
本当に必要だと思うものを
選択するタイミング
だということでした。
(すごい!)
私の創る子たちは、
基本的に「自身と向き合うための鏡」なのですが
この子は唯一、
「不要なものを跳ね返し、必要なものには輝きを与え受け入れる」
という、反射の意味が込められていました。
皆さんの共通点に毎回驚きながらも、
やはりこの子たちの意志は、意図せずとも自然と伝わるのだなと。
ちなみに、先日の展示では
色々理由もあって他の作品の輪に入らず
唯一タイトルも言葉もなく、
↓この感じで展示されていました。
個人的に、如来・菩薩の目を見ている時と
同じ感覚になる子だなあと思います。

世界中にはあらゆる種族・価値観・好みがあるのに
なぜか共通して心惹かれるものがたくさんあります。
見えている部分だけではない、
見えていない部分で何か共通しているものがある。
わたしが美しいと思うものは、
そう言ったものの中にあります。
おそらく
その美しいと思うものの感覚を
この子たちを通して
無意識に察知してくれているんだなと
皆さんと話していつも思います。
先日、
この子と共に過ごすことを選んでくださった皆さんの
何かを手放し羽ばたく後押しとなるよう
この子にも、NOT POST カードにもお祈りして
発送いたしました。
これからも作品を通して、
生きていてよかったこと
そして活き続ける楽しさを
発信していきたいと思います。